2015年6月20日土曜日

メンタル強化について

 
塾で30年近く教えてくると、いろいろな事がはっきりとしてくる。
その一つが、このメンタルに関してだ。今日はこの辺をちょっと語ります。

まず、間違いのないように言っておきますが、ここでの”メンタル面”というのは、
「精神的に強いか弱いか」 ということではないので、注意してほしい。
「度胸があるかないか?」ということではないのです。

よく、スポーツなどでメンタル面の強化などと言うが、意味がちょっと違います。

僕が言いたいのは「自分の意識(精神)にどれだけの”気づき”を得られるか。」
ということ。

要するに、僕たちを含め、学ぶ生徒たちが、今の彼自身にいかに”気づけるか”?、ということです。

「気づく」とは、例えば、上手く行ってる自分、緊張している自分、今の行動など、刻々と流れていく時間とともに、因果していく自らの行動。または、無行動のこと。

例えば、
・何かに怒る時に、イラつく感情を、(冷静に)気づけるか?
・嬉しいときに、飛び跳ねながらも、飛び跳ねる自らの行動をしっかり見れるか?
・緊張したり萎縮している時に、動けない自分の感情をしっかり見て行動出来るか?

要するに、自分がどのような性格であろうが、焦っていても落ち着いていても、自分が見えているかどうかということです。

焦っていても、焦っているその自分に気づいていれば、自分に気づいていない人に比べて、何らかの行動が大きく変わってきますね。

では、具体的にどうしたらそのような指導が出来るのか?
この大きな問題が、この数年の僕自身の課題でした。

そして、僕は、人間にとって最重要である、この「気づき」をどうやって生徒たち(中高生)に具体的に伝えていくのか、、もともと長年携わっていた、仏教心理の教育学を元に取り組み始めました。

その回答が、数年前から始まった、生活習慣の改善、”気づき”のエクササイズ、各種瞑想法などです。もちろん、それをするために、自らのコーチング理論、心理学理論の確立、そして有効な”瞑想法”の習得なども必須です。

ただ、勉強を教えるだけでは何の解決にもなりません。そういう事は、ネットに蔓延する無料授業や、他の大多数の塾に任せておくことにして、この塾では、僕にしか出来ない、もっともっと子供たちにとって、”大切なもの”にフォーカスをあてることにしたのです。





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